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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第21章 佐伯胡桃との初対面

「私はそろそろ……」

来て良かった。

いいものを見せてもらった。

斗真社長のことは何も解決していないというのに
気分は晴れやかだった。

私もこんな家庭を築きたい。

やはり胡桃は私の目標だ。

帰り際に胡桃が「これを一課の皆さんで」と
手作りのクッキーを手渡してくれた。

「ありがとうございます!主任は特に喜ぶと
思います!」

村上主任が独り占めするんだろうな。

「斗真ってああ見えて鈍感なとこあるから
駆け引きしたんじゃ伝わらないよ」

胡桃が私にそっと耳打ちをした。

「はい!頑張ってみます!」

胡桃がそう言うなら間違いない。

私は胡桃のファンどころか信者になっていた。

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