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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第6章 愛ある枕営業

「その件に関しては俺も詳しくは知らない」
「元元カレのくせに」
「その言い方やめろ。ただ……」

村上主任は昔を懐かしむように
天井を見上げ言葉を続けた。

「胡桃は本当にいい奴なんだ。元カレ……
今の胡桃の旦那の佳祐も男の俺が惚れるくらい
格好よくてさ」
「村上主任も格好いいと思いますけど」

村上主任もそこそこ男前である。

「俺なんて佳祐の足元にも及ばないよ。
佳祐は外見だけじゃなく中身も男前だし」

佐伯胡桃は斗真社長と佳祐という男
男前二人を手玉にとっていたというわけか。

恐るべし。

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