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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第6章 愛ある枕営業

「じゃ、宮崎商事行ってきますね」
「藤咲、挨拶だけでいいからな」
「はい?そのつもりですけど」

あわよくば新規の契約を交わそうとしていた。

佐伯胡桃の話で私は触発されている。

「宮崎社長は気難しい。今の藤咲が
太刀打ち出来る相手じゃない」
「佐伯さんに出来て私に出来ないとでも
仰りたいのですか?」

私にはこの身体がある。

宮崎社長は50代後半と聞いている。

まだまだ男盛り。

「買い被るな。いいか?絶対に余計なことは
するなよ。挨拶だけしてこい」

佐伯胡桃がなんぼのもんだ。

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