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使命

第2章 自分の事


らいるがキッチンから出てきたのは7時ごろ

手には美味しそうなスパゲッティ
流石の俺たちはすぐに立って運ぶのを手伝ったよ

そしたららいるの顔が少し明るくなったの

俺らは目で嬉しさを伝え合った

いただきますと同時にうまっ!って
みんなで口を合わせて言ってね、w

本当に美味しかったの
5歳の男の子が作ったとは思えなかったよ

洗い物は俺らがやった
まぁ感謝の気持ちとして
それに一応お世話係りだからさ




らいるはテーブルで何か描いてるみたい
そっとしておいたよ
すごく楽しそうだったから
楽しさが背中から伝わってきたから


でも俺は洗い物が終わってかららいるの絵を覗いた
同じ絵を描く人間として
どんな絵を描くか気になっちゃって

男の人と女の人
2人ともすごく笑顔だった
それより
めちゃくちゃ上手かったの


俺は後ろから「これ誰?」
って聞いたらねビクってして
その絵をぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に捨てちゃったんだ

びっくりするでしょ?
楽しそうに書いていた絵を捨てちゃうんだもん

拾いに行こうとしたら 「やめて」って
すんげぇ冷たい声で言われて
俺はらいるのほうを見て「なんで?」
って聞いたら何も答えずに片付け始めたの


俺とらいるを見てたメンバーもキョトンとしちゃって
リビングを出て行こうとするらいるにどこに行くのか聞いたら「お風呂沸かしてくる」って言うから
仲直りしようとして付いて行ったの

明日からは俺がやるよって言ったら
よろしくって
ただそれだけの会話だったんだけどね
口をきいてくれただけで嬉しかった



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