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使命

第2章 自分の事


でもねこれだけは絶対忘れない

俺はらいるにこう聞いたんだ

「なんで笑わないの?」って


そしたら

「僕だって笑うよ。でも今を楽しんだら後が苦しいの知ってるから。」

この子は無理をして笑わなかったんだ

翔ちゃんがね

「らいるは今楽しいの?」

って聞いたら

「楽しいっていうか、嬉しい」

そう言ってくれたんだ

ずっと1人でいた分こうして一緒にいてくれるだけで嬉しいって言ってくれたんだよ

俺らの顔から不安はなくなったの

心のどっかで心配してたから
嫌われてるんじゃないかって



ここまできたら気になるでしょ?
後が苦しいっていう意味

だけどこれだけは教えてくれなかった


らいるは教えて?って言っても
嫌だって言ってそっから話さなかったの


俺らは顔を見合わせて首を傾げた

静寂を破ったのは相葉ちゃんだったよ
「トイレどこ?」ってw

「そこでて右」

らいるはちゃんと答えてくれた
嫌いになったみたいじゃないみたい


でも機嫌は悪くなったみたいで
松潤が夜ご飯何がいい?って聞いてもね
僕が作るからいいよ、
ってスタスタキッチンに行っちゃって

追いかけようとする松潤の腕を
俺は掴んで止めたんだ

よく小さい頃って邪魔されたくなかったの
俺が

らいるがそうなのかは分からないけどね



時計を見るとすでに6時を回っていた

俺らは再び会議を開いた
何をすればいいのかな、
いつ笑ってくれるかな、
そんなことばっかり話してた

嵐を続けるためにも
らいるのお世話をしなくちゃいけないって
思ってたから





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