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S.T.A.R.T.

第3章 バイト探し

それにしても、所詮高校生の金だから

今日誰かを捕まえないと

お腹が空いて、何もできなくなる。

一応通帳は見たものの、金なんてほとんど入っていなかった。

あの親のことだろう。どうせ。

私は本当にパンティーが見えるくらいチラチラと

わざと周りを誘惑するように歩いてみた。

すると...

「ねぇ、君、こんなところで何してるの?」

ガタイのいい確実に金のあるおじさんに話しかけられた。

私は、生きていくんだ。

精一杯のぶりっ子のような演技で

「今日、泊まるところなくてぇ〜、困ってるんですヨー」

ちょっとオーバーにしすぎただろうか。

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