この関係、ありですか?
第1章 キミとの初めて。
俺は崩れかけた彼女を支え、さっきよりも激しく何回か突いて外に出した。
「波ちゃん…。 気持ち良かった?」
そう聞くと、肩で息をしながらコクコクと頷く彼女。
「そっか、良かった」
そう言って彼女を振り向かせ、軽くキスをした。
「んっ…。宏太… 」
唇を離した途端、俺の名前を呼ぶ。
「どうした?」
「ずっと…、私の側に居てくれますか…?」
「んー、良いけど。 敬語使ったり、「薮先輩」ってまた呼んだらアウトね?」
そう笑って言うと、「うん」と彼女も笑顔を返してくれた。
…最後強気に言っちゃったけど、一緒に居たいのは俺の方。
波ちゃんの事、好きだもん。
…ずっと好きだった子に告白されて、ハジメテまで奪っちゃったら…、ねえ?
もう一緒に居るしかないでしょ!(笑)