この関係、ありですか?
第2章 突然の誘い
だから、勢いよく突いてみた。
「やぁっ…!」
そんな声を漏らし、身をよじらせる。
滑りやすくはなっているから、ゆっくりと動き出した。
「やっ、あっ、あっ…」
突く度に声を出すけど、それがエロい。
だから、更に我慢出来なくなりそうだからキスして口を塞いだ。
「んんっ…ふっ…ふぁっ…」
篭る声が口の中で響いて、何か変な感じがする。
でも、どこか気持ちよくて…。
肌がぶつかる音と水音だけが周りに響く中、そっと唇を離した。
「ゆ…ゆーと…?」
「鏡…見て?」
さっきと同じ方向を向くと、彼女もつられて見た。
「やあっ!」
一瞬にして目を背けてしまった。
…まあ無理もないかな。
だって、俺に犯されて淫らになってる自分の姿が写ってるんだから。
「ほら、ちゃんと見てよ。 いつも自分がどれだけエロくて、誘ってるか…」
「やだ、恥ずかしい…」
「じゃあ、俺に見られるのは良いの?」
「そっ、それは…」
少しだけ腰を止めて、聞いてみた。
「裕翔は裕翔だから…。 自分で見るのとは訳が違うじゃん」
「ふーん? …まあ、何でも良いや。 とにかく、見てね」
そう言って、再び動き始めた。
「んんっ…」
そう声を上げながらも、少しずつ鏡を見ていた。