テキストサイズ

図書委員のエッチな当番日誌

第2章 初めての告白とキス

背中を押していた手が緩み、ゆっくりと頭を撫でてくれる。

大きくて優しい手つきに、ドキドキするのに、何故だか安心してしまう。

天ヶ瀬さんの胸に凭れたまま、うっとりと目を閉じていると

「栞ちゃん…キスしてもいい?」

天ヶ瀬さんの問いに、驚いて目を開いた。

え!?

急いで天ヶ瀬さんの顔を見ると、私を見て微笑んでいて…

え!?ええっ!?

男の人に抱き締められるのも初めてで。

実年齢イコール、彼氏いない歴だ。

当然、キスもしたことがない。

さっき告白されたばかりで。

人生初の彼氏が出来て、まだ何分も経ってないのに。

もう、キスしちゃうの!?

「ダメ?」

あ…そんなに悲しそうな顔しないで下さい。

「ダメ…じゃない…です」

咄嗟に答えて、内容に赤面する。

だって…これじゃあ、キスしてって言ってるみたいだ。

天ヶ瀬さんの顔がまともに見れない。

顔を伏せて、視線が合わない様にしていると、天ヶ瀬さんの手が頬に触れた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ