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私の心の1番綺麗なところに

第19章 悲しみのなか





隆太…




夢を見た。


あなたに会える夢。




夢であなたが出てくるなんて
滅多にないから嬉しかった。


夢でも逢えて、嬉しかった。











私とあなたは当たり前のように
ふたり寄り添って
川辺に座っていた。




山に囲まれ、
綺麗な水がある
気持ち良い空気。






何もないけれど、幸せ。







そう言ったのは
あなただったか、私だったか。













私は夢が冷めても
隆太がいてくれたら…
いつでも幸せなのに…








川辺に座る私と隆太。




「また連絡して。」
と、あなたは言う。

「それって、これからも
私と一緒にいてくれるってこと?
私と会ってくれるってこと?」

期待で高まる私がいる。



「うん。また月1でも会おう。
あの改札で待ってる。」

「いつも私よりあとに
来てたくせに待ってるなんて…」


















「待ってるから、ちゃんと。」





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