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私の心の1番綺麗なところに

第34章 虚意(コイ)



結果はダメだった。




わかっていた気もするし、


もしかしたら…と
期待していた自分もいた。





すごくショックなわけではないけれど

なんだか心にぽっかり穴があいたような



なんとも、言えない

ふわふわとした気持ちになった。







陽佑は私のことを
友達としてしか見ていなかった。






友達として、仲良くしたいと。
















わかるようで、わからない。









再会して2回会った。



それからはずっと連絡を取り合っていた。




元々友達だった。



性格や趣味も知っていた。





でも再会して2回会った。







それじゃ、足りない?




私には、友達以上になれる


何かが足りないの?





じゃあどうして毎日1通ずつだけど
連絡してくれるの?
















きっぱりフラれたら
諦めようと思っていたのに…






そんな、小さな疑問と


脆いプライドが邪魔をして




私は、脱げ出せなくなっていた。






何がゴールかわからないまま




周りも見えないまま





走ることを、決めたんだ。


































この時、




潔く受け入れて


気持ちを切り替えていたら…














倍以上の苦しみを




悲しみを


味わうことはなかったのに。





傷つくことはなかったのに。









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