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私の心の1番綺麗なところに

第3章 ハジメテ




そのとき、






「おいで」





と、彼が言った。





行くしかない。





ゆっくり彼の方へ、



ベッドの方へ。





近づくと、彼は私の腕を取り、
隣に座らせ、私を抱きしめた。








「待って、それより先に、わたし
いろんな話がしたいんです。」




「うん、わかってる」










わかってない。








だってその一瞬後には
彼は私にキスしていたから。






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