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私の心の1番綺麗なところに

第30章 晴れやかなこころ



「硝子のハート」


この言葉通り、


人の心は頑丈そうに見えて、
本当は、脆い。





ある程度の衝撃には耐えられるけれど

違った角度から攻撃されたり、

何度も同じところを攻撃されると、


たちまちヒビが入ってしまう。

















それでも、心は強い。





時間が経てば、
その傷が修復することもある。





少しずつ、ゆっくりと。


























けれど、心は脆い。






せっかく治りかけていたのに、



途中で傷つけられると


一瞬でボロボロになってしまう。



















































叶うなら


















私の心を、




修復できないくらいに






粉々にしてください。

















もう、どうしようもないくらいに。








もう、戻らなくていいから。












だって、そうしたら、



















二度と傷つくことはないでしょう?










壊れるところまで壊れたら





その先には、苦しみも、傷も無い。





中途半端に治ろうとするから
また傷つけられる。



















だったら、いっそ、
























私の硝子のハートを砕いてください。







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