好きになったらダメだよ
第7章 一緒に作ったらいいじゃん?
ザーッとシャワーの流れる音。
伊都の手にはモコモコの泡。
「いや、大丈夫だから!」
私は激しく抵抗するけど……
「だーめ。」
甘い声で拒否すると、伊都は泡を使って、指先で私の髪をゴシゴシとこする。
「んっ……。」
お互い素肌だ。
伊都が私の背後に立ち、髪を洗ってくれている。
髪を洗っているだけだけど、伊都の胸がお腹がおちんちんが背中に触れて、いやらしい気持ちになる。
「トリートメントはこれ?」
「うん……。」
早く離れて欲しい……
体がもぞもぞしてくる。
下半身が熱い。
「愛莉の髪ってやわらかいよね。指通りもいいし。」
トリートメントをしながら、首筋にチュッと伊都の唇か触れる。
「もー!!」
だめだって。
そう思うけど、心の中では伊都に触れられることを望んでる。