好きになったらダメだよ
第2章 そのためのセフレでしょ?
「あっ…あっん……」
トレーナーの上からなのに、彼の手の動きに反応してしまう。
首筋をはう舌にも身体が疼いて、我慢できずに下半身を動かしてしまう。
「はぁっ…あん……」
トレーナーを着ていてもくっきりと乳首が浮かび上がっている。
……直接、触って欲しいて……
上目遣いで川田くんを見上げると、彼は読心術でも使ったかのように、意地悪な笑みをもらした。
「触って欲しいんなら、自分で脱げよ。」
「えっ……。」
「脱がなきゃずっとこのまんま。」
浮かび上がった乳首を川田くんはキュッとつかんだ。
「ひゃっ……」
「ほら見ててやるよ。ベッドに立膝つきな。」
川田くんに言われるまま、彼と向き合って、ベッドに立膝をつく。
「そのままガバッと脱げよ。」
「だって……私……」
下着もつけてないんだよ。裸だもん。
「愛莉、俺はこのまま寝てもいいけど。」
思わずふるふると首を振る。
スイッチの入ってしまった私の身体は、彼に触れて欲しくてたまらない。
右腕と左腕をクロスして、トレーナーの裾をつかんで脱ぎ捨てていた。