好きになったらダメだよ
第2章 そのためのセフレでしょ?
「指だけでいっちゃうなんて。」
川田くんはまんこ汁で濡れた指先を、私に見せつけるかのように、ペロペロっと舐めた。
「愛莉の味。甘いね。」
「っ……」
恥ずかしいよ…こんな私ばっかり…
「川田くん、ずるいよ!自分は服着て余裕ぶって!脱いで!」
我慢できなくて、私は彼のロングティーシャツの袖をつかんだ。
「……じゃあ名前で呼んで。そしたら脱いであげる。」
「……川田くん……」
「違うでしょ?」
「……伊都……」
うー…もう無理。
俯くしかできない。名前で呼ぶだけで赤面してしまう。
「よくできました。」
満足気に彼は微笑して、ティーシャツを脱ぎ捨てる。
細身ながらに程よく筋肉のついた身体。
中まで完璧なんて、神様は不公平だと思う。
それから彼はジーパンのベルトも外して、ベッドの下に脱ぎ捨てた。
ボクサーパンツを履いていても分かるくらい、おちんちんの辺りがふっくらとしている。
「愛莉のせいだよ?」
彼は伏し目がちにつぶやいて、私にキスをしながら、ベッドに押し倒した。