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ぜんぶ二人ではじめて

第5章 輝くんが怖い

傷つけちゃったよね。

ゴメンね、輝くん。

「じゃぁさ、諦めるよう、努力するから、最後にお願いきいてくれない?」

輝くんはイケメンだ。

見つめられると、ちょっと緊張はする。

明るくて、スポーツ万能で背も高くて、ちょっと強引なところもあるけど……

運動があまり得意じゃない私からしたら、それこそ、憧れ的な存在。

輝くんもモテる。特に年下に。

そんな輝くんのお願いって、なんだろう?

「お願い?なに?」

私は輝くんを見上げた。

輝くんが一歩、私の方に歩み寄ってきた。

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