テキストサイズ

ぜんぶ二人ではじめて

第48章 君のためにできること

「なんか、コポコポ言ってるな。」

「言ってるよね?!」

「うん。…もしかして、胎動?」

「そうだよ!きっとそうだよ!!」

「おーい。聴こえるかー?これからママとパパの大事な結婚式だからなー。たくさん聞いておけよ?」

お腹に向かって話す。

「竜くん!楽しみでドキドキしてきた!」

「式?出産?」

「どっちもー!」

「そうだね。楽しみだね。」

そろそろ時間ですよと呼びに来た、スタッフさん。

「はい。」

2人で立ち上がって、進む。

一歩一歩ゆっくりと。

確かな未来に向かって…

俺たちは選んだ未来を歩いてく。

いつだって信じていれば手に入る!

願いは必ず叶うんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ