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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第13章 ちーちゃんの夏休み♡partⅤ♡






…オアフ島の北海岸エリア。

ノースショア、ハレイワ・タウン。この古きよきオールドハワイの雰囲気が漂うノスタルジックな街並みの一角に、小さなどよめきが沸く。


『おい!?人が倒れてるぞ!!』

『ちっ、血まみれだ!!誰か救急車を!!』


ガヤガヤ…


『なっ…待て!!』

『っ………!?こっ、これは…』


ザワザワ…


『『は…鼻血だと!!?』』


─たった今、オレの目の前で人がふたり倒れた。


このとき、オレの機嫌はどっかのバカどものおかげで、空前絶後の最悪状態で…


「Hey,guy?」

「チッ…おまわり…」


って、勘違いすんじゃねぇぞ。

オレはだだ、ひとりもて余したオフを消化していただけで…


「カノジョタチ、youノシリアイ?」

「…I’m not sure(知らない).」


間違っても制御不能になった並々ならぬ殺気で誰かを睨み殺したりしてなんか…


「……!!

wao!!チョーイケメン♪Nice guy!!コレハ、ハナヂBoo~ネ♪ワカルゥ♪」


…ねぇからな。


「…………は?」


………多分。



だから…


「Ohh,sorry♪ヒゲsorry♪コレJAPANデハヤッテル?」

「………」

「マイドオオキニ♪Mahalo~」

「……めんどくせ」


たまたまちょうど近くにいた、訳のわかんねぇノリのハワイアンポリスの世話になる覚えなんて、ねぇっつーの。






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