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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第13章 ちーちゃんの夏休み♡partⅤ♡






…つーか、そもそもなんでこんなことになってんだ?


渚さんとはあれからしばらくしてホテルで別れた。

正しくは、相変わらずこっちに来てまで予定をぎゅうぎゅうにしてるあの人にペントハウスを追い出された形になるが、問題視するべきなのはそんなところじゃない。

納得のいかないことをあげればキリはないが、最大のそれといえば隣の助手席がいるべき存在で埋まってないということ、それに尽きる。

まぁ、もともと渚さんもオレもここには仕事で来てるわけだから、もともと余計な時間なんてのはねぇし!?

オレだってたまたまできたオフだったから、アイツを空港まで迎えに行っただけのことだし!?

…って、違ぇから!!


なんのためにわざわざハードなスケジュール詰めてまで時間作ったと思ってんだ!!

久しぶりに顔が見れたと思えば、思わぬお荷物はいるわ、おかげで渚さんには高層階の窓から蹴り落とされそうになるわ。

そしてなにより、アイツに触れた時間が誰よりも少ないとか…


「…ホンっト、ねぇしっ!!」


あぁ~~~、もうっ!!









『えっ、なにあの人…』

ヒソヒソ…


『さっきからハンドルに頭ぶつけすぎなんだけど…』

…ヒソヒソ…ヒソ…





─ハッ…!!


「っ~~~~~…」汗汗汗汗





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