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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第14章 ちーちゃんの夏休み♡partⅥ♡





「あぁ見えて葵くん、あの腕でがっぽり稼いでるから…さ♪」

「ひ…じりくン…待…ぁ、ん」


思わず首を退け反らせ、たちまち息を乱して身悶え始めたアタシに聖くんは指先を動かしながら平然と続ける。


「ちーちゃんは葵くんの担当するお客さんって、主にどんな人たちだか知ってる?」

「……ン、アァ…ッ」


あえて言葉はゆっくりと…


「…わかってるだろうけど、葵くんってああ見えて色々器用でさ。本業の美容師業はもちろんだけど、メイクでもスタイリングでもなんでもできちゃって、今やあの顔だけじゃなくて技術もセンスもずば抜けて国内トップレベルのヘアメイクアーティスト。

美容業界の重鎮に大きなお店任されて、ただでさえ忙しいサロンワークに、その傍らしょっちゅう撮影現場とか飛び回ってさ…」

「アァ……は…んッ、ぅ…」


その口ぶりはマイペースで、一見アタシの声なんてまるで聞こえていないかのように見えるものだった。

しかし…


「おかげで毎日、世界で活躍してるモデルやら芸能人やらのご指名で引っ張りだこ」


その指先の動きは繊細で、アタシの些細な反応すらひとつも取り零さず見逃しはしないと、執拗さを増しながら確実に快楽を煽りたててくるもので…。






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