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【東京喰種:re】虎視眈々─佐々木琲世─

第2章 不安



誰かの体温を感じていないと不安で不安で堪らなかった。
誰かと肌を重ねてないと私が私じゃなくなるようで怖くてしょうがなかった。


あの時は、ほとんど自爆自棄になっていたかもしれない。


抱いてくれるなら、男なら誰でも良かったのよ。






私を楽しませて欲しかった__________。






体を売って、それでお金を貰って
私は決して綺麗とは言えない人間だって分かってた。


それでも、街中で幸せそうに手を繋いで歩くカップルを見る度にどうしようもない虚無感が私を支配していたの。


__________誰でもいいから、



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