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Dream Kiss~それぞれのバレンタイン~

第7章 願う幸せ~悠編~

 今日はバレンタインデー。スタジオに行くまでの道にある定食屋の前で優美を待っている。


 優美とは家が隣同士。優美の両親は共働き。だからよく俺の家に預けられていた。


「悠っ」


 優美が来た。


「お~どうした?優美から呼び出すなんて珍しいじゃん」


「ま~うん、ここじゃなんだから歩こうか?」


「おお、いいよ」


 俺がそう言うと俺達は歩き出す。


「寒いね」


「寒いな~。そう言えば今日ってバレンタインだよな」


他愛もない話をする延長で言う。

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