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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第8章 智也との別れ~高校三年生~

三年生になり初めて智也のクラスに
行くことになった。

智也は女子と話すことなく
机に向かい座っているだけだった。

「智也……あのね……」

面と向かって別れを切り出せずにいた。

やっぱり智也が好き。

躊躇した。

やっぱり別れたくない。

無かったことにしよう。

「いいの……何でもな……」
「俺と別れたいんだろ?」

言葉を失った。

「いいよ。別れてやるよ」

智也は席を立つと
呆然と立ち尽くす私を置き去りにして
教室から出ていってしまった。

呆気ない別れ方だった。

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