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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第11章 職場の嫌味な女とそのカレシ

佐々木巧の車で連れていかされた先は
小田原市の蕎麦屋だった。

「病院に行ったってことにしておけよ」
「……はい」

すっかり佐々木巧のペースになっていた。

佐々木巧は天ぷら蕎麦
私は鴨南蛮を注文した。

「椎名さんてそんなに瞳のこと嫌い?」

完全に読まれていた。

「嫌いです。意地悪だから」

それなら私だって言ってやる。

「そんな瞳も俺にとっては可愛いところだけど」

のろけか。

「佐々木さんて心が広いんですね」
「年が離れているからだろ。
瞳は俺の5つも下だし」

ということは佐々木巧は私の7つ上か。

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