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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第13章 兄とそのカノジョと変態と

「昨日の日報の数字間違えてるんだけど。
こんなことも分かんないとか頭悪すぎ」

斉藤の風当たりが強くなった。

「それ私の字じゃないです。それに昨日の日報を
作成したのは加原さんですけど」
「どーりで。椎名にしては字が綺麗だと
思ったわ」

ああ言えばこう言う典型的なタイプ。

佐々木はこんな斉藤でも
可愛いと片付けてしまうのだろうか。

「私を陥れようと必死ですね。そんなに
佐々木さんを盗られたくありませんか?」

斉藤の表情が豹変した。

「巧があんたなんか相手にするわけないでしょ」

残念ながら斉藤の知らないところで
既に何度も佐々木と食事やドライブに
行っている。

言ってやりたいけど佐々木に口止めされている。

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