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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第13章 兄とそのカノジョと変態と

「俺から瞳に言ってやろうか?」
「大丈夫です。また意地悪されたら
佐々木さんに頭撫でてもらうから」

そうは言いながらも
私は斉藤を陥れる作戦を練っていた。

しかし肝心なカレシである佐々木が
こんな感じだと無謀のような気がする。

それに兄のように慕っている佐々木を
使うのはきが引ける。

更に佐々木は斉藤のことが本当に好きである。

別の手を考えるか。

「あッ!ホテルに寄ってもらっても
いいですか?」
「ラブホか?いいぞ。行くか?」
「冗談言わないでください。うちらの職場です。
明日のシフト確認するの忘れちゃって」
「だったら電話……あ、もう閉まってるか」

この時間帯は特選店は閉まっていて誰も居ない。

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