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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第13章 兄とそのカノジョと変態と

「瞳には俺らのこと話してないよな?」

斉藤に誤解されたくないという理由で
佐々木と私のことは口止めされていた。

「言ってないですよ。でも今日ホント頭に
きちゃって言いそうになっちゃいましたけど」

斉藤は私の仕事の大半にケチをつけるが
特にクリーニングから返ってきた制服に関しては
狂ったように怒りを私にぶつける。

クリーニング済の制服なのに
「臭い」を連呼して
挙げ句の果てにそれを私のせいにする。

私が入社する前はこんなことなかったと。

私が用度室にクリーニングされた制服を
取りに行った際に
変な臭いを擦り付けているのだろうと。

当然ながら私はそんな馬鹿げたことはしない。

斉藤が無い知恵を絞り出して考えた
嫌がらせだろう。

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