テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第13章 兄とそのカノジョと変態と

それから一週間後の昼食タイム。

佐々木を社食に誘った。

斉藤が異動した今となっては
こうして堂々と佐々木と社食に行ける。

「斉藤さんてどこに配属されたんですか?」

我ながら白々しい。

「それが教えてくれないんだよ。
理佳知らないの?」
「知らなぁい。さて佐々木さん何食べます?」

社食に到着すると
佐々木はAランチかBランチか迷う。

私は厨房を覗いていた。

あの後ろ姿……間違いない。

「俺Aランチにしようかな」
「じゃ、私も。すみませーん!Aランチ2つ
くださーい!」

頑なに私たちに背を向ける
社食のおばちゃんに声を掛けた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ