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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第14章 智也の事情~専門学校②~

「智也くん!一緒に帰ろ!」

楢橋は人懐っこい。

「あ……ごめんなさい。やっぱりダメか」

そしてすぐ謝る。

「いいけど」
「ホント?やったぁッ!」

俺の一言一言に一喜一憂する。

「ねぇねぇ。可愛いカフェ見つけたの。
寄ってみない?今日は私が奢る番だし」

俺に甘える。

そして交互に奢るというシステムが
いつの間にか導入され
当たり前になっていた。

楢橋は長い髪をなびかせ
俺の前をスキップする。

小柄な女のスキップする姿は可愛いと思った。

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