テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第14章 智也の事情~専門学校②~

「ほらッ!智也くん早く!早く!」

自動ドアが開き
楢橋に背中を押され俺が入ったのは……

ラブホではなく……

ラブホ街の手前にある……

ゲーセンだった。

「格闘ゲームでパワー注入してあげる!
こう見えて結構強いんだから!」

ホッとしたような少しガッカリしたような
完全に拍子抜けである。

ゲーセンの閉店時間まで
俺と楢橋はひたすら格闘ゲームをしていた。

理佳のことを忘れたわけではない。

しかし気持ちは軽やかになっていた。

楢橋のおかげで。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ