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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第14章 智也の事情~専門学校②~

「智也くん!行こう!」

楢橋の上げた顔は泣き笑いといったような
何とも言えない表情だった。

「行くって……どこにだよ」
「いいから着いてきて!」

楢橋は俺の腕を掴むと
駅の裏手に向かい歩きだした。

「楢橋……そっちは……」

その方角はラブホ街である

「パワー注入してあげる!」

俺は楢橋の強い力に導かれるよう
足が勝手に進むうちに
視界の先にいくつものラブホを捉えた。

理佳にフラれた直後に楢橋をって……

いくら誘ったのが楢橋といえども
それは道理に反するだろ。

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