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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第2章 智也と出逢う~高校一年生~

「じゃ、ヒントやるよ」

自分から質問しておいてヒントって。

私に言わせたいだけか。

智也は木の枝で砂の上に【S〇X】と書いた。

「丸の中のアルファベットは?」

私に木の枝を渡した。

これくらいならと私は【E】と書いた。

これで済むと思っていたのに。

「なんて読むの?」

そう来たか。

「知らないし読めない」
「あっそう。読むまで俺喋らないから」

元々喋らないくせに。

それから長い沈黙状態が続いた。

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