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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第19章 始動開始

「俺さ理佳のこと結構好きだった」
「妹としてでしょ」

佐々木とはそういう関係。

少なからず私はそのつもり。

「女として」
「それはどーも」

呆気なく交わす。

そうでもしないと私は佐々木に甘えてしまう。

「地元に帰っても身を滅ぼすような真似だけは
するなよ」
「そんなに心配?」

冗談っぽく運転している佐々木の顔を覗き見る。

「理佳って思い立ったら回りが見えなく
なるだろ。冷静になれってこと」

佐々木はやはり兄貴的存在。

私のことを誰よりも理解している。

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