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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第23章 山本美鈴の事情①

智也は私を抱えるとベッドに放り投げた。

「理佳には手を出すな」

明日から理佳と一緒に暮らすことは
しばらく黙っていよう。

それ以前に理佳が『club可憐』で
働くことすら智也は知らずにいる。

「分かった。で、その条件は?」

智也は口をつぐむ。

さすがに自分からは口に出来ないのだろう。

だったら私から言ってあげる。

「私が智也を呼んだらすぐに駆け付けて
私の性欲を満たす。それだけ」

智也は苦虫を噛み潰したような表情をして
黙って頷いた。

滑稽だった。

「じゃ、早速抱いて頂きましょうか。
今日は最低でも5分はもたせてね」

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