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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第26章 今は耐え忍ぶ時

『club可憐』出勤。

美鈴は自分の顧客をそっちのけで
私のヘルプにつく。

「大丈夫だよ。私ひとりで」

客の手前、美鈴に耳打ちする。

「いいんだってば。理佳まだ慣れてないし」

確かに未だに慣れてはいないが
以前『サンライズ』に勤めていた時と
接客内容は変わらない。

美鈴はヘルプと言いながらも
ヘルプらしいことをするわけでもなく
私の隣に座りニコニコと
楽しそうに笑っているだけだった。

美鈴の真意が分からない。

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