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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第35章 理想へ向けて③

「あれ?キミも追い出された系?」

斎場を出た途端
喪服を着た茶髪でチャラそうな男に
声を掛けられた。

「だから何?」
「つれないこと言わないでよ。俺ら同志
なんだからさ。椎名理佳さん」
「なぜ私の名前を?あなた誰?」

気味悪い。

「失礼。俺はこういう者です」

私に名刺を差し出した。

【駿河法律相談所 室長 駿河孝太郎】

「俺こう見えても弁護士なの。
で、社長兼室長兼お茶汲み」
「早い話が個人事務所ってことでしょ」

面倒臭そうな奴。

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