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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第35章 理想へ向けて③

「飲めよ」

駿河は公園内に設置してある
自販機で缶コーヒーを2つ購入すると
私に向かって投げ渡した。

「ありがと」
「俺だけ飲むのは気まずいから」

駿河がベンチに腰掛ける。

私も奢ってもらった手前
駿河の隣に腰を降ろした。

「成宮も可哀想な奴だな。捕まった途端
理佳ちゃんに男作られちゃって」
「コーヒー頂きます」

智也の話題を避ける。

役立たずの駿河と
智也のことを語るのは
時間の無駄。

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