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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第36章 理想へ向けて④

「ぅん……だって私には涼介が……」
『俺が……なに?』

察しろよ。

それとも言わせたいのか?

「涼介が居るから智也は要らない」
『それが聞けて良かったよ。安心した』

私に使われているとも知らずに。

「明日、素敵な報告待ってるね。涼介には
いっぱいお礼しなきゃ」
『期待してるよ。じゃ、明日』

硬派を装う仙石が可笑しくて堪らない。

セックスはまぁまぁだったけど。

仙石は上手くやってくれるだろう。

私のカレシになったと思い込んでいる。

次は駿河に電話。

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