テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第38章 仙石涼介の事情③

仕方なく俺はひとりシャワーを浴びる。

理佳は一先ず実家に戻ると言っていた。

今回の事件のことが終わり落ち着いたら
理佳を俺が住むマンションに
呼び寄せようと思っている。

『club可憐』ではもう働けないだろう。

俺が理佳を養えばいい。

この提案を理佳に早く知らせたく
手短にシャワーを浴び終えた。

「理佳。お待たせ」

部屋の様子を見て一瞬
何事が起きたのか
見当がつかずたじろいだ。

理佳が座っているはずのソファーには
上司である署長と
理佳の取り調べを一緒に行った
本田加奈枝が座っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ