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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第38章 仙石涼介の事情③

確かにあの日
本田は調書を作るから忙しいと断り
俺はやむ無くひとりで
理佳を自宅まで送り届けた。

「断るも何も私は仙石警部には椎名さんを
送る話なんて聞いていません」

本田……おまえ何を言って……

「仙石。どういうことだ?説明しろ」
「説明って……俺は確かに本田に……」

説明の仕様がない。

実際に本田に断られたのだから。

「私さえ同行していれば……椎名さんは……」

本田が泣き出した。

「椎名さんの自宅に強引に上がり込み
椎名さんを……この先を上司である俺に
言わせるのか?」

察しが付いた。

俺は理佳にはめられた。

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