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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第41章 真知子との出会い

しかし真知子と呼ばれた女性は
困るどころか高笑いした。

「バレちゃいましたぁ?すぐそこで
スカウトしました」
「まったく……これで何度目ですか」

仲谷は呆れた様子で
大きく溜め息をついた。

「でもこの子、私がスカウトしたなかじゃ
ピカイチよ。仲谷さんもそう思うでしょ」
「確かにずば抜けていますね」

『はい』としか口にしていない
私の評価が始まった。

「一之瀬さんには私から伝えておきます」

一之瀬……警視総監だ。

「真知子さん。お喋りが過ぎますよ」
「テヘッ」

真知子は自分の頭をコツンとして
舌を出しながら
私に向かって再び微笑んだ。

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