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「ちょっと来てみろ」

三日目。

風呂場に連れていかされた。

一之瀬はシャンプーボトルの底を
拭うように触った。

「ぬめりがある。掃除はしたのか？」
「はい。しました」

でもボトルの裏までは拭いていませんけど。

「それに風呂場全体が少しカビ臭い。
掃除が終わったら冷水を掛けるといいらしい」
「参考にします。ありがとうございました」

そっか。

そういうことか。

一之瀬攻略の糸口が見えてきた。