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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第44章 違った愛の形

7日目。

「君は今日までだな。きっと」

一之瀬家の家政婦として最終日。

嫉妬深い妻の由美が明日
この一之瀬家に帰宅する。

私は由美に会わずにして
辞めるつもりでいる。

「寂しいですか?」
「馬鹿言うな。風呂に入ってくる」

一之瀬は照れているようにも見えた。

今日が最終日だというのに
これまで数々の男をはめてきたような
底意地悪い気持ちにはなれずにいた。

やり遂げなければという想いと
罪悪感という想いの狭間で
私の気持ちは揺れ動いていた。

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