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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第45章 その愛が終わる時

「あ……」
「お久し振り」

真知子の隣に本田の姿もあった。

「あの……私……やっぱり……」

一之瀬とのことを打ち明けようとしたが
恐怖心で声がうわずり身体が震える。

「いいから座れば?どうぞ」

真知子が正面の椅子に座るよう促す。

震える手で椅子を引き
ようやく腰を降ろすことが出来た。

「よくやったわ。お手柄よ」

テーブルの上におびただしく置かれている
いくつかの新聞。

真っ先に目が行った一面記事の
大きく書かれた見出し。

【警視総監 非合法風俗店経営】

めまいがした。

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