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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第45章 その愛が終わる時

スポーツ紙の一面。

顔にモザイクが掛けられた私と一之瀬が
裸で寄り添っていた。

【一之瀬氏と自身が経営していたとされる
風俗店で働いていたM子さん25歳】

「誰が……誰がこんなこと……」

憤りを感じ新聞を握り潰した。

「一之瀬充本人よ」
「それが証拠に貴女の名前と年齢は偽ってる。
朝刊には間に合ったようね」

私だったら理佳のRで
年齢は20歳と記載されていた。

モザイクの中の私は眠っているだろう。

夢中だったとはいえ
写真を撮られた記憶はない。

「ど……どうして一之瀬さんが……」

相変わらず声は震えているが
真知子や本田に対する
恐怖心からではなくなっていた。

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