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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第45章 その愛が終わる時

「時期に分かるわ」

一之瀬が自分を追い込んでまで私を売った?

違う。

私の素性は明かされていない。

『ここで速報です』

「きたきた」
「遅いくらいよ」

喫茶店の片隅に置かれたテレビから
聞こえてくるアナウンサーの声に
真知子と本田は口々に反応を示した。

『一之瀬氏と共に風俗店の営業を
斡旋していたのは政界のドンと名高い
内海修造85歳……』

内海修造……

政治に疎い私でも名前だけは知っている。

でもまだ分からないことだらけである。

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