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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第48章 染谷基樹の事情

裁判官を志し
こうして判事になるまでの
10年以上もの間は
女には目もくれず
毎日が勉強の日々だった。

それがいけなかったのかもしれない。

判事に成り立ての真夏の暑い日だった。

僕は満員電車に乗り
裁判所へ向かっていた。

目の前に立つ女性が手すりを握っていて
ノースリーブの脇の部分から
乳房が見え隠れしていた。

無性にムラムラした。

気が付くと僕は
その女性のお尻を撫でていた。

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