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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第48章 染谷基樹の事情

女性は恥ずかしそうに俯き
それがかえって欲情を誘い
見え隠れする脇乳を眺めながら
スカートをめくり上げ太腿を撫でた。

「ゃめて……」

女性の震えるか細い声で我に帰り
焦って手を引いた。

「大丈夫ですか?」

咄嗟にその女性に声を掛けていた。

痴漢を働いた僕が。

「はい……ありがとうございます……」

女性にとって僕は痴漢の加害者ではなく
救世主になってしまった。

その女性……妻は未だに事実を知らない。

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