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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第48章 染谷基樹の事情

「あの……差し出がましいお願いが
ありまして……」

汗だくのまま
この艶やかな身体を抱くなんて
おこがましい。

「どうされました?」
「風呂に入ってきても……いいですか?
汗が……とにかく凄くて……」
「どうぞ、ごゆっくり」

気分を損ねないか心配だったが
微笑んで承諾してくれた。

胸が露になっている椎名理佳を
置き去りにするのは
後ろ髪が引かれる想いだった。

既に勃起しているモノを隠しながら
部屋付けの露天風呂へと向かった。

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